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高杉晋作の幼少期 [高杉晋作 幼少期]

高杉晋作の幼少期



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http://www.ndl.go.jp/portrait/datas/121.html?c=0






幼少期、晋作は城下新堀町にあった吉松淳蔵の寺子屋で学びます。




この時共に学んだ学友のなかに一つ年下の久坂秀三郎後の久坂玄瑞がいました。
久坂玄瑞はこの寺子屋で最も優秀の呼び声が高かった子供でした。


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http://www.takasugi-shinsaku.com/taka202.html






負けず嫌いの晋作はきっと意識したことでしょうね。





二人は明倫館に進み、共に意識しあう仲でしたが、久坂は途中で医学の勉強のために
明倫館から離れます。





同じ藩内、小さな地域社会ですから幼い頃から顔は知っていたわけです。
そして久坂の優秀さも認識していたんですね。


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http://blog.goo.ne.jp/hayate0723/e/de4e3debb22b5c0...


さて晋作の幼少期、高杉家の一人息子ですから両親、両祖父母とも晋作に気を遣います。
武士の家ですからそれなりの厳しさはあったろうと推測はできますが、どちらかというと
甘やかして育てられたようです。





大人しく、周囲と調和した、温厚な人物に成長してほしいと願う両親、両祖父母でしたが、
晋作の言動を観察しているとやたら負けん気が強く、人に臆することなく、突飛な発想や
行動が多い。





父・小忠太にしてみれば将来何をしでかすか気が気でない、という息子でした。





逸話ですが・・・





ある日、晋作が近所で凧揚げをしていたところ、道に落ちた凧を一人の青年藩士が過って
踏みつけてしまい、素知らぬふりをして通り過ぎようとしました。

晋作これを追いかけ捕まえるや「なぜ謝らないのか?」と問い正します。

藩士は子供とみて適当な言い訳をしてその場から立ち去ろうとします。

その時藩士は藩主からいただいた大切な羽織りをまとっていました。

晋作そうと思索を巡らせるや土を握り締め、「謝らなければその羽織りに泥を投げつけて
やる」と藩士に迫ります。

「いや、坊よ、それは困るよ。殿様からいただいた大切な羽織りじゃ。汚したとあっては
申し訳がたたぬ」と言って晋作を思い止めさせようとします。

晋作「ならば土下座して謝ってください」と一歩も譲りません。

その青年藩士困りきった挙句、「坊、ほれこの通りじゃ。許してください」と道端に
土下座して謝ったそうです。





いっぱしの、しかも侍に向かって「土下座」させるなんて考えられない以上の非常識な
行動です。
この後、父・小忠太が相手の家に出向き、平謝りに謝ったそうです。





晋作10歳の時、「疱瘡」(ほうそう)にかかり、生死の境をさまよいましたが、一命を
取り留めました。
しかし成長してからも顔にアバタが残ってしまいました。





明倫館で武士としての基礎学問を習っていくのですが七、八歳頃からは兵術を好むよう
になり、弓・槍・剣道の修行も開始します。





明倫館という学校や道場での撃剣稽古ですね。
吉田松陰があぜ道や野天で受けてきた厳格過ぎるほどのスパルタ教育よりははるかに
上等です。





吉田松陰の人格形成に興味のある方はこちらも参照してください。





さて晋作15歳の時。1853年(嘉永6年)といえばペリー来航の年です。
どうやら晋作、この年、父に従い江戸に来ていたようです。





この時、この江戸という空間で黒船騒ぎという空気を吸っていたのは吉田松陰、桂
小五郎、坂本龍馬など、後に活発な活動をする人達でした。


桂小五郎
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http://www.yoshida-shoin.com/monka/kido.html



坂本龍馬
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http://blog.livedoor.jp/kifuda/archives/888421.htm...



多感な少年・晋作はこの騒ぎをどう感じたのでしょう。






次回は吉田松陰との出会いを記していきます。


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